祝 航空自衛隊創立50周年記念

平成16年度 第23回 百里基地航空祭

2004年9月26日、茨城県百里基地の航空祭が開催されました。
この年は航空自衛隊創立50周年を記念し、アメリカ空軍アクロバットチーム「THUNDERBIRDS」も参加するなど注目度の高い航空祭でしたが、空は朝から低い雲に覆われ、時折激しい雨に見舞われるなど過酷な天候の下での開催となりました・・・。

 宿を早目に出たつもりだったけど、基地の手前5kmあたりですでに大渋滞。一歩も動きません(T_T)。犬の散歩に来ていた地元のおばさんが、迂回路を教えてくれました〜。これでわずかですがショートカット(笑)。渋滞のお尻に着いてからおよそ50分、渋滞の車内からオープニングフライトに向かうイーグルの轟音を聞きつつようやく北門の青券駐車場に車を止めることができました〜。
が、車を置いてからシャトルバス待ちの行列が果てしなく遠い・・・(T_T)
待つしかないですね〜。
あ〜あ、オープニングフライトも終わっちゃうよぉ。
シャトルバス待ちの行列から。


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F-15J 42-8946 / 52-8855 (204SQ)
F-15J 12-8923 / 12-8927 (305SQ)
それでも30分待ちくらいでバスに乗ることができ、エプロン地区へ。運賃\100ナリ。
入り口付近にはブルーインパルスとイーグルを模した花電車乗り場がありました。両機の尾翼には片面ずつ305Sqと204Sqのマークが入っていました。・・・あれ?ペッカーくんは??(爆)

オープニングフライトを終えてランプインした梅組のイーグル、12-8923。

唯一のゾロ目イーグル、#888号機と初対面♪
所属は204SQ。
百里行きの目玉のひとつ、305SQの記念塗装機。地上クルーに見送られ機動飛行のためにランプアウト。お供に52-8849と22-8807の2機が従います。 あらら?すぐ帰って来ちゃったよぉ〜。今回はミッションキャンセルですね・・・、残念。
お供のノーマル機がさっさとランプインする中、この機だけはサービスのため(?)、誘導路の端までタキシーバックしてくれました。
お仕事がなくなっちゃった42-8838号機。整備員さんが見やすいようにロープ際まで持ってきてくれました。
あぁ、せっかくの背中、見たかったなぁ。
おっ、こんなとこに塗装クルーの名前が・・・(^^)
当然全員漢字表記。梅組らしいですね。
隊員さんがSPマーキングを施したセンタータンクを持ってきました。金文字で「航空自衛隊 創立五十周年」と漢字で描かれています。どこまでも和風な梅組。
上部の接続部には、左側に百里基地HPのURL、右側には「第23回百里基地航空祭」の文字。50周年ロゴや梅組のステッカーも貼られていました。
センタータンクは取り付けではなく、機体前に展示されました。なかなか様になりますね(^^)
この機体は数ある記念塗装機の中で唯一、機首のラジオコールナンバーを消して塗装しています。コーションデータも最低限のみ。インテイクのロゴステッカーもF-15としては大きめですね。

204SQの記念塗装機は何処にいるのかな〜、と思ったらハンガーの中でコクピット公開に使われていました。
ちゃんと並べば綺麗な記念塗装機を近くで見られるし、背中も見れたかもしれません。・・・並び損ねたのでわかりませんが(T_T)
クリアな写真は撮れませんでしたね〜。

インテイクのアップです。コーションデータのマスキングがとんでもなく細かいですΣ(゜ロ゜;)
地が白いので、虫食い状に穴が空くと目立っちゃってカッコ悪いからだそうですが、仕上がりの美しさに対するこだわりを感じさせてくれました(^^)

百里といえば航空自衛隊唯一の偵察部隊、偵察航空隊のホームベースです!
第501飛行隊では多くの機体に気合いのシャークティースを描き入れ、悪天候の中、気迫のフライトを見せてくれました(*^_^*)
タッチ&ゴーから低く会場正面をパスするRF-4E。離陸後大きく右旋回して、低い雲の下 背中も披露してくれました。また、RF-4Eは地対空攻撃デモにも参加してくれました。展示飛行は殆ど航過飛行のみでしたが、各飛行隊悪天候の中本当によく頑張ってくれたと思います。

このころ会場では時折激しい雨が降り、エプロンは傘の華でいっぱい・・・。ずぶ濡れで寒かったです(+_+)

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RF-4EJ 47-6347(信) / 77-6397(勇)  (501SQ)
RF-4E  47-6902(仁) / 47-6905(義)  (501SQ)
雨で煙る滑走路に、鮮やかな紅白の華を咲かせてRFが着陸します。 濡れた路面にタキシーライトを光らせながら、整備員さんが待つエプロンに戻ってきました。鮫口と相まって勇壮な感じがします。 雨に濡れるRF-4EJ、優ちゃん。
百里初体験の私にとっては、RF-4EJも黒RFも初めて(*^_^*)
悪天候の中、気迫のフライトを見せて下さった501飛行隊の搭乗員の皆さん。お疲れさまでした&ありがとうございました(^-^)/

この日、オープニングから戦術偵察デモまでフライトを担当する予定だったRF-4E/EJにはすべてシャークティースとインテイクベーンに漢字一文字が描き入れられていました。
<RF-4E>
 47-6902(仁) / 47-6904(烈)
 47-6905(義) / 57-6909(智)
<RF-4EJ>
 47-6347(信) / 57-6371(孝) / 57-6373(忠)
 57-6376(礼) / 77-6397(勇) / 77-6403(優)
迷彩柄のRFには鮫口がよく似合います(*^_^*)
この日のフライトが全てキャンセルされると、整備員さんが列線に出ていたRFの外翼をたたみ始めました。海軍型では油圧でホールドできるんだそうですが、自衛隊のF-4は全て手動。みんなで力を合わせての作業です。 もともと米海軍で艦上運用されていたF-4。省スペース設計の名残?
今は艦上運用のF-4もないでしょうから、この姿自体が貴重なシーンかもしれませんね。整備員の皆さんのお心遣いに感謝。
フライトを控えて奥の方に展示されていたRFですが、ミッションキャンセル後は見やすいように手前に持ってきてくれていました。この機体もウイングホールド中。
さすがは百里救難隊!悪天候にはめっぽう強いです。
F-15の展示飛行がキャンセルされた後の救難展示では、他の飛行機の分も!と言わんばかりの気合いの入った救難デモを見せてくれました。
・・・っていうか、救難展示が「終わった後」のUH-60Jのハッスルぶりは凄かったです(^-^;